休職後の復帰 3つの注意点

自律神経失調症などの復職について実体験をまとめます。

 

今後、自分の部下が同じような状況になったとき、相手を思いやれるようにまとめました。

何人か休職中だけど、復職した時のフォローになれば良いかなぁ。

 

まず、自分の休職の理由です。

原因は働きすぎ。

10年くらいの期間で2,3年に1、2回程度だが、残業100時間を超える、3か月休みなしなど。

あと客に同情されるほどのパワハラをうけた。

パワハラを受けた人間は同じようにパワハラをする。

実際、休職する前に2人ほど厳しくしすぎてしまった。

 

1.環境の変化 を検討する

症状の原因が仕事の場合は、その原因、状況を取り除く、変えれば、

復職もスムーズ(復職後、症状悪化による再度の休職防止)になると思います。

 

特にパワハラや過剰な稼働(法律でも80時間以上の残業)の場合は、

他の部署、客先の担当を変えるのが自分としては有効でした。

それでもだいぶ良くなったと感じるのに1年以上かかりました。

 

加齢と薬の影響であまり記憶がないので、思い出したら加筆します。

薬の影響とかきましたが、セロトニン伝達物質の薬などは有効なので医師の通り服薬したほうがいいです。

 

2.服薬中の感覚 

ふわふわした感じになります。

おおかたの薬効が睡眠もしくはあまり考えないようになるので、

基本、ぼーっとなります。

経験していない人に分かりやすく表現すると

朝寝起きで頭がぼーっとしている状態がずーっと続いているです。

復職後、薬をやめていない場合が多いので、ぼーっとしていても

そっとしておいてあげてください。

 

3.服薬をやめた後の感覚

服薬をやめた後も3か月で薬の効用はなくなるそうですが、

飲んでいたほうとしては、感覚がかわりました。

記憶力や判断力がだいぶ落ちました。

特に記憶力は、いやなことや休職前まで神経質に覚えていたことや気になっていたことが覚えられなくなり、結果的におおらかになる場合もあります。

 これは加齢のせいもあるかもしれないので、薬だけかどうかは分かりません。

仕事の効率や精度が格段に落ちたと思ったら

医師や上司に相談しましょう。

案外、本人だけ気にしていて、周りはそう気にしていないこともあります。

 

ここからは復職ではなく、予防ということでいくつか。

4.病気かもしれないと疑うこと

4-1.会社で月1でメンタルヘルスチェックを行う。

kokoro.mhlw.go.jp

5分とあります。

これが病気だと5分で終わりません。20分くらいかかるかも。

実際、休職前の自分は簡単な内容のメールを1つ出すのにも3,40分かかりました。

簡単なことが出来なくなります。異常に時間がかかるようになります。 

 

4-2.労働時間を厳守する

80時間以上は過労死のラインですが、会社によっては、病院へ行くような規則になっていると思います。

36協定の上限、45時間の残業でも何か月も続くと疲労がかなり蓄積されます。

会社として労働時間を厳守するように対策してください。

また怪しくなくても稼働が高い場合は、通院するように強く提言してください。 

 

4-3.初めて通院するときの不安

こういう精神的な病気は、精神的に弱いものがなると思っていました。

自分では精神的に弱くなく、体調が悪いだけだと思い込んでいました。

メンタルヘルスチェックの結果がどんなに悪くてもそう思っていました。

結果的に10年ほど病気の状態で過ごしてしまった。

 

どうにもならなくなってからはじめて心療内科を受けました。

 ネットに載っている薬や精神科の話をうのみにしすぎました。

初めて心療内科に通ったとき、正直、人生終わったと思いました。

 

今、休職から2年以上たちましたが、早く受診しておけばよかったと後悔しています。

あんなに我慢する必要はありませんでした。

その点は、部下の様子がおかしい時、すぐに上司(社長や役員)に部下の状況を伝え、部下を早めに休職させられたのはよかったと思います。

 

どんな病気もそうですが、早め早めの対処が結果的にいい方向に向かうと思います。

 

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 ご質問もどうぞご遠慮せずにください。

ただし、ここでは参考程度にして頂き、

医師やカウンセラーと相談することをお勧めします。

 

また医師やカウンセラーと合わないと思ったら他の病院を探すのも大事だと思います。

 

治療中の方はまずは眠れるように。

リハビリ出勤中の方も焦らず。

お体をお大事にしてください。